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あにいもうとのotomのレビュー・感想・評価

あにいもうと(1953年製作の映画)
5.0
素直になれないにもほどがある。派手な喧嘩とは裏腹に「たまには顔が見たくなる」的な家族の情の塩梅が絶妙。森雅之が船越英二をボコるからのバス停は左の演出の粗暴と優しさの出し方とか凄い。おはぎ飛び交う京マチ子vs森雅之も迫力満点。どっちもどっちと泣き叫ぶ浦辺粂子に辛くても良い子な久我美子、山本礼三郎以下あらくれ兄弟と別の血族みたいであり、似ていもするって云う家族像。灯籠流し等々の場面展開の数々も見事。
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