あゆぞう

回る春のあゆぞうのレビュー・感想・評価

回る春(2011年製作の映画)
3.7
原題は「幻想の人質」

勝手にカテゴライズしてそっち系に勘違いさせる発想が貧しい邦題の典型

初老の教授と元学生の恋

スペインつながりだと「エレジー」に似ているけれど、ラウラ役のロミーナリッチの演技と肢体、下着の感じなどが生々しく等身大で(さらに言えば抱き心地よさそうで)、これはペネロペクルスには醸し出せない女の空気だなと(いつも思うんだけど、ペネロペの足はまるで長距離ランナーのそれでもったいない)

ヤンデレ系女子に弱いので没入できた作品

アルゼンチン映画、地味ながら響く作品がいくつか

スペイン映画にも通じる、劇伴のチェロ、バイオリン、ピアノ、そしてキャストの声も含めた「音」に趣きがあって

ただ、平和ボケ、無宗教の日本人には政情と宗教を下敷きにされると蚊帳の外感が……

世界史、もうちょっと勉強してたらな
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