楓花

悪魔の棲む家の楓花のレビュー・感想・評価

悪魔の棲む家(2005年製作の映画)
2.8
家系ホラー・実話を元にした作品。
大量の虫・犬が殺される・児童虐待が苦手な人はお気をつけて。

子供達3人ともは母親の連れ子で、幼い子たちは父親が亡くなったことを理解できていない様子。
そのため「パパに会いたい」って感じのシーンがちょいちょい挟まれる。
その姿を父親は目にしているから、心の距離がある感じ。
父親が特に狙われたのは、そういう面もあるのかな?とか考えたり。

娘ちゃん可愛い。
可愛いんだけど、少女の幽霊にめっちゃ狙われてるー。
お仲間にして一緒に遊ぼうとしている。
屋根の場面がヒェッてなる。

新居でどんどんおかしくなっていく父親。
異様な寒気、悪夢や幻覚等たいへん。
愛犬を化け物に見えて殺してしまったり。
長男への態度が見ていてしんどい。
母よ、そこはせめて長男が戻ってくるまで夕飯食べるな。
「これって虐待じゃない?」…虐待ですわ。
薪割りのところ、見ているこっちもひやひやした。

神父さんに襲いかかるたくさんの虫が無理すぎる。
そりゃもう全力で逃げました。

ラストは父親とのバトルがあるものの、家から距離とったら解決するんかー。
ガタイの良い気絶した父親を捨て置かず、連れて行くのはすごい。
家から離れて正気に戻ったからよいものの、離れても変わらずだったら…あんな小さなボートで大暴れされたらと思うと絶望感すごいよ。

作品元となった事件の家は改装されて、地下室も取り潰された模様。
住所も野次馬対策?で番地変更済み。
…だけど容易に変更後の住所分かるし、改装後の家写真もUPされてる。
2017年には売買がなされたとのことだけど…ものすっごい事故物件をよくもまあ…ってなる。
例え怪奇現象が虚言だったとしても、一家惨殺事件があった場所なのは事実なわけで。
2021年には事件の犯人である長男は獄中死した模様。
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