再々鑑賞。ジョン・ウー監督、ジャッキー・チェン出演(主演じゃないよ)作品。最後に見たのは20年前になるだろうか。初めて見たのはジャッキー人気絶頂だった80年代にテレビ放送してるのを家族で見てたんだけど、ジャッキーの途中退場で「ジャッキー主役じゃないやん」と、うちの茶の間がシラケたのを鮮明に覚えてる。
今回改めて見直そうと思ったのはキー・ホイ・クァンの蹴りの師匠レオン・タンが主役だから。このレオン・タンはかつてブルース・リーと試合をしたこともある伝説のテコンドーマスターで、試合に負けはしたものの、リー亡き後はブルースの愛娘シャノン・リーにもテコンドーを教えてたという逸話がね、もう話だけ聞いたら『クリード』やん、ロッキーとアポロとアドニスやん。
映画の内容は少林寺を裏切ったジェームズ・ティエンをレオン・タン先生が仲間を集めて成敗する単純なお話。
タン先生の「足で砂かけ目潰し攻撃」は『炎のマーシャルアーツ』でしっかりとキー・ホイ・クァンに継承されてます。
まだ一重まぶたのジャッキー、出っ歯装着の悪サモ・ハン、お茶係兼弓の的にされるチョイ役ユン・ピョウと、一応ゴールデントリオが初めて揃った記念すべき作品。スローモーションで魅せるジョン・ウー節アクションはこの頃から少しずつ演出されてます。