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闇のバイブル 聖少女の詩のmimicotのレビュー・感想・評価

闇のバイブル 聖少女の詩(1969年製作の映画)
3.7
1969年チェコ・ヌーベルバーグの映画作家ヤロミール・イレッシュのゴシックロリータ映画。
「少女バレリエと不思議な一週間」を描いたカルト的人気作品

甘美な世界と悪夢が共存する、魔法にかけられたみたいな作品だった。

13歳の少女ヴァレリエが着る洋服がどれも可愛いの。真っ白な部屋は女の子の憧れ。あの服を着てあの部屋で過ごしてみたい。。
なんてうっとりするのも束の間。
ヴァレリエが迷い込んだ不思議の国は、耽美だけれど吸血鬼や怪人が彷徨し、白昼夢を見てるような悪夢的なメルヘンだった。

思春期を迎えた少女のゆらめく心を描いた幻想迷宮世界。
物語性を求めてはいけない映像詩。
シュールな世界へ連れて行かれました(観る人を選ぶ作品です)

白い鳩を抱えるヴァレリエが可愛い🕊
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