すずきち

闇のバイブル 聖少女の詩のすずきちのレビュー・感想・評価

闇のバイブル 聖少女の詩(1969年製作の映画)
4.0
幻想的で耽美的な世界観。
白すぎて怖くなるほど真っ白な彼女の部屋や服と、蜘蛛の糸絡まる歯車のある塔の部屋の暗さ、ヴァレリエの初潮に始まる様々な血の描写などの対比が印象的。
少女の持つ無垢や純粋からくる残酷さが際立つシーンに、怖れながらも期待を抱いて見てしまう。

この類の映画はストーリーがあるようでないのがいい。ただただ映像の美しさに目を楽しませるのに徹するのみ!
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