ディズニークラシックを再鑑賞。
70年前の作品とは思えないほどカラフルで夢溢れる映像が素敵。代名詞とも言えるロンドンの空を飛び回るシーンは今見てもワクワクする。
大人になって観てみると、色々なキャラクターの印象が変わった。ピーターパンはだいぶいたずらっ子で、大悪党だと思い込んでいたフック船長はあくまでピーターパンから売られた喧嘩を買っているだけな気がする。フック船長とワニの切っても切れない関係性も面白い。
ティンカーベルはピーターパンが大好きで、ヤキモチ焼き。故にピーターに近づくウェンディに割と酷めの意地悪をする。入江の人魚達もウェンディを溺れさせようと意地悪をしていたことに初めて気がついた。
他の子どもたちよりも年上だったウェンディは、みんなの"お母さん"的役割を担わされ、ネバーランドに夢中になりきれておらず同情してしまった。
大人になって見ると、ワクワクするだけでなく、文字通り「大人になる」という言葉の意味を深く考えてしまう作品。