全編を通した重く暗い、50年代の雰囲気を感じさせる演出や音楽に、不思議なノスタルジーを覚える一作。
重苦しい背景をバックに、咥え煙草に構えた猟銃、鋭い眼光を放つティム・ロスの佇まいが恐ろしくも魅力的｡

息をするように人を殺す主人公。
殺人を楽しむ訳でも、明確な目的を持っている訳でもない。ワルになろうと思った、ただそれだけ。
映画ならではの激しい、作られたような殺人シーンの演出が無い分、今そこで事件が起きているような感覚に捉われる。それが一層怖い。

実際の「スタークウェザー・フューゲート事件」に基づく。

視聴回数:4

ドラマ/ スリラー

• #スリラー1990sZl
• #撮影RonaldVíctorGarcía
• #音楽PatrickWilliams
• #編集DavidBeatty
• #編集ScottVickrey
• #衣装JudyB.Swartz

恐怖は十分に伝わった。永遠に消えない罪悪感を残すという復讐。