1945年、ドイツの寄宿舎。4人の子供たちが、廃墟に残った倉庫を遊び場にするが、地下室を開けると、隠れていたユダヤ人の少年を見つける。みんなは助けようとするが、ひとりが教師に通報、少年は逃亡するが、そこには仲間が付いてきた。
登場するのは。、ほとんどが子供。場所は倉庫、地下室という閉塞的空間。そこで交わされる、助けるか、ナチの手助けをするか。子供心にも反ユダヤ主義はおかしいと思っている。だが、権力に追従する子もいるのだ。そのために壊される、多数決、民主主義。子供の世界に置き換えて描いた正義の難しさ。