《あらすじ》
元・ロックンローラーのメタボ親父、江口巌（嶋大輔）は、女子高生の長女、なるみ（波瑠）にデブと蔑まされながらも、ロックンロール居酒屋GUNSを切り盛りしながら家族を大切にしていた。そんなある日、なるみは悪徳プロモーターにだまされて、単独ライブを組まされてしまう。もし客が入らなければ90万円の借金を背負うことになる。巌は娘のライブに客を呼ぶため、「俺がダイエットして、当日に革パンを履けなかったらライブの客はGUNSで1年間無料食べ放題」と宣伝を打つ。売れまくるライブチケット。巌もさすらいのロックンローラー、奈々（長澤奈央）の力を借りて、必死にダイエットする。もし革パンを履けなればGUNSは倒産するだろう。結果、巌はダイエットを成し遂げて革パンを履けるようになり、なるみのライブは成功するのであった。


本作のFilmarksのレビュー数たった11個（2019/07/04現在）。当時どれだけ宣伝されたのかわからないけど、公開されたことすら知らなかった人も多いんじゃないだろうか？　完全に忘れ去られたファミリーコメディだ。
本作の狙いは悪くないと思う。
嶋大輔、三原じゅん子のオールド俳優に、長澤奈央、波瑠、紗綾など若手人気女優出演、そしてロック、ダイエット、親子の絆などなど受けそうなワードを揃えている。中丸謙一朗の原作本も結構売れていたらしい（実は男性向けダイエット本で映画と内容は全く違う）。
ドラマも、元ロックンローラーの親父、嶋大輔が娘の波瑠のために必死にダイエットする姿はほんのちょっと感動的だ。クライマックスの熱唱ぶりもじつに圧巻である。ロックンロールとは、家族の絆とは何なのか、一つの答えがそこにはある。
でも、映画としては地味。ハッキリ言ってTVドラマレベルだ。なにより嶋大輔、長澤奈央、波瑠が揃ってステージで歌うシーンがないのは致命的と言っていい。
まあレンタルで観る分には面白いことは面白いので、機会があったら、観てみるのもいいかも？

↓のレビューは。今はもうなくなっってしまった映画レビューサイトに、鑑賞直後に投稿したレビューを。こちらのサイトに移行する際に、以前のアカウントにて投稿したレビューになります。

☆☆★★★

“ロック魂を燃やす様に脂肪も燃やせ！”

長女からは「あんた」呼ばわりされる、悲しい元ロッカーが嶋大輔。親父の威厳を取り戻す為に一大決心してダイエットに励む。

まだまだロックスピリットは心の中にくすぶり続けている。経営する店に転がり込んで来たのが、さすらいの女ロッカー奈々こと長澤奈央。
まるでプロットは西部劇だ(笑)

そして最後は娘の為。ひいては自分の為にライブを敢行するのだが、最終的には「太っていたってロックンロールはロックンロール！」…ですから(笑)
でもね、やっぱりダイエットは必要よだなぁ〜。中性脂肪に尿酸値。おまけに脂肪肝と腎臓結石になったら目も当てられん。
医者に言われますよ「このままの生活なら、後3年で確実に来ますよ！」…って、動脈硬化？それとも○臓癌？恐いんですけど(←体験談語る)

脱線した(x_x;)

ロックンローラーって基本的には…。

見栄っ張りって事でOK？
○パン履きたいだけなんだもの(悲)
それにしても持ち歌2曲だけでライブやるなよな(笑)

個人的には映画の中身よりも、長澤奈央が沢山映ったから大満足(^-^)v

(２００８年9月15日シネマート新宿/シアター2)

笑うに笑えない イタい映画でしたw

どことなく感動映画に持っていきたかったんだろうけど、一歩及ばずw
とことん笑ってしまうアメリカ的なB級映画すればよかったのに。。。