TakayukiMonji

怒りの日のTakayukiMonjiのレビュー・感想・評価

怒りの日(1943年製作の映画)
4.1
ドライヤー監督、1943年作。
「裁かるるジャンヌ」、「奇跡」などと同様で、物語の構成、緊張感やカット割が素晴らしく、全く古さを感じさせない。
鑑賞した前述した2作は“宗教”をテーマにしていたが、今作は特に“魔女狩り”という不条理な迷信を扱った作品。これまた前述した2作と同様で、重めのテーマとは違って、とても見やすい作品だった。どうなるんだろうというミステリアスな展開にただただ引き込まれる。面白いなぁ、ドライヤー作品。
改めて、ハネケの「白いリボン」って、とてもドライヤー作品の影響を感じるな。
見えないものを描き、はっきりと観客に“見せる”のがうまい。
TakayukiMonji

TakayukiMonji