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怒りの日のnagaoshanのレビュー・感想・評価

怒りの日(1943年製作の映画)
5.0
カール・テオドア・ドライヤー監督作品!

いや〜久しぶりに満点💯ど傑作‼️

夜明けから眠れんので観出したら夢中で観終わりました( ^ω^ )

魔女狩りが行われていた時代のお話し

牧師アブサロンと抑圧的な母親
娘ほど年の離れた妻アンヌ
そのアンヌと禁断の恋に落ちる息子マーティン

僅か93分の尺でよくぞこれまで見事な物語を作ったもんだとビックラこいた‼️

前作『吸血鬼』から10年の時を経て、ナチス統治化のデンマークで魔女狩りをテーマにナチスを告発、抵抗を込めながら、普遍的な人間の存在、原罪を鋭く切り込んで本当に見事な作品になってます( ^ω^ )

アンヌ役のリスベット・モビーンの演技が凄すぎた…

ミサ曲の怒りの日がなんて恐ろしいんだろう、どっかで聞いたことのある旋律やなぁ〜と思ってwikiで調べたら『シャイニング』でも使われとるなんて‼️
納得しました。

私的に『裁かるるジャンヌ』超えるとは思わなんだ…

良か映画!でーす‼️

2022年 奇跡の映画 カール・テオドア・ドライヤーセレクション②
今回は劇場内に轟く鐘🔔の荘厳な音とクローズアップの眼光鋭いリスベット・ローズの迫力に圧倒され、愛憎に身を焦がし、絶望感とも高揚感ともとれるオーラが素晴らしかった(^ ^)
ドライヤー作品を劇場で観れる喜び…
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