初クロード・シャブロル監督。おしゃれなジャケで、お年頃の同僚4人の恋とおしゃべりがかしましいほどキャッキャとしていて、画はヌーヴェルヴァーグらしかったが、思いがけない展開にぞわっとした。「女たちは気はよかった」が、タイトルを「気持ちのわるい男たち」にした方がよさそう。
ヌーヴェルヴァーグの印象ががらりと変わった。こういうノワールも含むんだ。小粋なヌーヴェルヴァーグやドライなノワールとも違う、張り付くような不気味な後味だった。作家のテイストだろうか。
女性の生き方含め、現代でもフェミニズム映画としてリメイクできそう。
ラストのダンスシーンと女性の表情の意味がよくわからなかった。