カフェポタリスト

ふしだらな女のカフェポタリストのレビュー・感想・評価

ふしだらな女(1927年製作の映画)
3.0
ヒッチコック5作目のサイレント映画。
英国のマルチタレント、ノエル・カワードの原作の映画化。
いつもは楽天的なカワードらしからぬ暗めな内容の作品。
それでも最後は、周囲に憚らず、己が道を貫こうとする
女主人公にカワードの思想が伺える。
ヒッチコックらしさも随所にみられる。

解説によれば、今回デジタル修復された
ヒッチコックの初期サイレント映画9本のうち、
この作品だけがオリジナルネガが失われ、
市販された16ミリフィルムからの復元。
70分バージョンでの上映だったが、
オリジナルから20分以上短くなっているという。画質も良くない。