湯っ子

この窓は君のものの湯っ子のレビュー・感想・評価

この窓は君のもの(1995年製作の映画)
4.5
公開当時、この切なさと甘酸っぱさにハマって、2回映画館に行ってしまった。
今観たら、どんな感じかなぁ…
青春映画は、この映画みたいに、だーれも知らない役者さんが出てるのが好き。

絶対、2人ともムラムラしてるのに、どうしたら良いかわからない。
男の子が襲いかかろうとして追いかけて、でも怖くなって女の子を追い越しちゃう、それをまた女の子が追いかける…そして走り疲れて「帰ろ?」って普通にとぼとぼ歩いて帰るシーンが好きすぎる。

[追記]
YouTubeで再見。KATSUさん、情報ありがとうございます。
上記のシーンに少し記憶違いはあったものの、やはりとても甘酸っぱく、2人の中でマグマのようにエッチな気持ちが渦巻いているのに、行動に移せない様子がもどかしく、可愛らしくてウズウズする。
女の子の方がおませだから、どうしたら男の子をドキドキさせられるかはよく知っていて、シグナルをたくさん出しているのに、男の子は踏み出せない。それは優しさなのかもしれないけど。

別れの日、ありきたりな約束(離れててもずっと好きだよ、とか)じゃなくて、ウクレレを持ち出して歌うところも好き。
最後に女の子が乗ったトラックをずっとずっと、山を降りるところまで見送る男の子、2人ともこの夏を忘れないだろうなって思った。
湯っ子

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