完結編みたいな設定はないけど結果的にシリーズ最終作。
既視感あると思ったら二作目の冒頭（を撮り直したもの）からスタートといきなり攻めてくる。
曲芸飛行やってた前作とは一転、少年院出所者の矯正施設となっている飛行訓練学校の校長やってるチャッピー。
そこの教官として引き抜こうとしているのが、なんと一作目の主人公であり、二作目ですぐ死んだダグマイヤーズなんだけど、役者さんは変わってた。再会のくだりをすっ飛ばしているので、チャッピーとタグの関係がよくわからなくなる。（字幕がよくなかったので、そのせいもあるかも）
飛行訓練学校の練習機がみんなだいすきテキサンT6なので、今回はジェット戦闘機なしかよアイアンイーグルってF15のことだろと思ってたら、クライマックスで乗ることになるのが激アツだった。撮影に付き合ってくれるイスラエル空軍がF15を持ってないから乗るのはF16というシリーズ通しての裏設定も健在で懐かしい。
どういうわけか、カセットウォークマン設定がなかったことになってた。そのくせ、カセットテープのプロットがあって、飛び乗ったF16のコックピットにはカセットテーププレイヤーが置かれているのだった。（そのテープでチャッピーからのメッセージを聞く）
１を伏線にすることで絶対に盛り上がるし、脚本にはその痕跡があるのにどうしてなくなったのか、これはほんと謎。
そのほか、ハーキュリーズ内のアクションも見どころか。
化学兵器をキューバで使おうとしている空軍の一派がいるとかリアリティはないんだけど、B級ミリタリーアクションという意味においては満点じゃないだろうか。
エンタメのど真ん中を貫いててとても楽しい。
正直そんな面白くないんだけども面白かった。
