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栄光の日々のmhのレビュー・感想・評価

栄光の日々(1945年製作の映画)
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ローマ解放にいたるイタリアのパルチザンの闘いを、フォッセ・アルデアティーネの虐殺事件と、それにまつわる裁判。そして、ファシズム幹部の処刑などと共に紹介するドキュメンタリー作品。
埋まっていた遺体を発掘するシーン、銃殺される黒シャツ隊、ムッソリーニの遺体などが、不意打ちで登場するので、そういうのが苦手なひとには進められない。
ただ、内容は充実している。戦後すぐに公開されており、国民への事情説明と、パルチザン側=共産勢力側のプロパガンダも兼ねていそうな内容だった。戦後イタリアが共産主義に走らなかったがほんと不思議なんだけどこれは、独裁は危険だということを知らしめたムッソリーニのおかげみたいなこともあるんじゃないかと思ってる。もっとも、共産主義=独裁ってわけじゃないんだけどね。共産主義はもれなく独裁国家になるんだよな。
面白かった!
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