浅野公喜

ザ・ゲームの浅野公喜のレビュー・感想・評価

ザ・ゲーム(2008年製作の映画)
3.6
若者と老人が脳を移植して入れ替わってしまう日本の漫画原作のサスペンス。冒頭には懐かしい「冬ソナ」の絵が登場してます。それにしても似たタイトルの作品が多過ぎ(笑)。

設定では入れ替わっても「フェイスオフ」同様役者は一緒。素朴な若者はギラギラ(笑)して老人はその逆と、彼ら二人の演じ分けがやはり印象的で、老人になって彼女に分かってもらえない(中身)若者、若者になっても思ったより上手く行かない(中身)老人の苦悩や失敗を時にややコミカルにややドラマティックにややラブストーリー風にと、その幕の内的展開はサスペンス一辺倒かと思った作風の予想を良い意味で裏切ってくれます。やや分かりにくいエンディングが玉に瑕、といった所でしょうか。
浅野公喜

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