Shu

借りぐらしのアリエッティのShuのレビュー・感想・評価

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)
3.5
「借りぐらしのアリエッティ」を観てきた。
なんか地味そうで全然観に行くつもりはなかったけど諸事情で仕方なく観に行ってきた。
そのハードルが激低かったせいもあったのか、かなかなか楽しめた。手術を控えた心臓を患う少年と人に見つかってはいけない小人アリエッティの交流を映画いた作品。
やっぱり話は地味だったんだけど身長10cmの小人の世界から見た日常の冒険が面白い。角砂糖やティッシュを人間の住む部屋にいってパクる・・・いや借りにいくシーンなど描写が細かく魅せる。音響効果にもこだわってて風の音、時計の音、誰もいないキッチンルームの音など小人目線の音になって臨場感たっぷり。
テーマはおそらく自然対する善意を含めた人のエゴなど消えつつある民族の切なさそんな感じか。
ラストはあっさりめだけど私は好きかな。
なんかじっくり見られた。
今回宮崎駿監督は脚本と設定のみで監督は37歳の作画出身の新人監督らしい。ゲドなんとかとは雲泥の差。
ジブリ作品ということで小さめの子供連れが何組かきていて
「トイストーリー3」と違って始まって30分もしないうちに
1、2組の子供が耐えきれずぐずり出す。そうりゃそうだろ。ジブリ信用し過ぎだ。
アリエッティ3人の家族の他にもう人の小人スピラーてのが出てくるんだけどこれが「未来少年コナン」に出てくるジムシーを彷彿させてちょっと嬉しかった。あれは多分意図的じゃないだろうか。

(2010年07月20日レビュー転載)
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