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風雲 ストームウォリアーズのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

3.8
絶無神(サイモン・ヤム)とその息子・絶心(ニコラス・ツェー)が天下を握る中原。もはや皇帝(パトリック・タム)や雲(アーロン・クォック)までもが囚われの身となり、世界は今、彼らの支配下にあった。その力は、雲、風(イーキン・チェン)、武術の使い手・無名(ケニー・ホー)の3人を以てしても打ち勝つことのできない強大なものだった。絶無神との戦いで傷を負った3人は、邪皇(ケニー・ウォン)の弟子・猪皇(ラム・シュー)の導きにより暗黒の力“魔”を授かるため、生死門を訪れる。己の心と引き換えに“魔”を手に入れた風は、「自らを悪に支配された時は、お前の手で…」と雲に託し、一行は修行に明け暮れる日々を送っていた。その時、絶無神は彼らの居所を突き止め、絶心と刺客を放っていた。 絶無神は、皇帝を人質に「龍の墓」にある「龍の骨」を狙っていた。「龍の骨」こそが、中原を支配する要だからだ。雲は、無名から技を伝授され新しい技を編み出した。だが、魔を体に入れた風は、暴走し始める。
イーキン・チェンとアーロン・クォック主演「風雲ストームライダーズ」10年越しの続編。
気で無数の剣を弓矢のように敵の周囲に集めて集中して放つ技や剣に気を込めてブーメランのように放つ技や敵を凍らせて粉砕する技などの超人技や剣客同士の超絶バトルを、ハイレベルなカンフー&ソードアクションとハイクオリティなVFXの融合に加えて、ザック・スナイダー監督の「300スリーハンドレッド」を意識したスローモーションとハイスピードを織り交ぜた演出で引き立てるアクションは、良かった。
前作の雄覇ほどの魅力はないけど、全ての攻撃を防ぐ無敵の鎧で武装した絶無神の無敵感、絶無神の息子絶心の冷酷さは、良かった。
だが風と良い仲の第二夢(シャイリーン・チョイ)と風との関係など、キャラクター同士の関係が説明不足なのは、致命的。
続きが、ありそうな終わり方だったので、続編があるなら見たい「風雲ストームライダーズ」続編。
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