そろそろ

天才マックスの世界のそろそろのレビュー・感想・評価

天才マックスの世界(1998年製作の映画)
5.0
主人公の人物造形が素晴らしい。

自分が秀才である妄想を常々垂れ流し、中途半端にあれこれ手を出しては直ぐにほったらかし、自分とは不釣り合いな年上の美人に恋をして、自分の思い通りにいかないとなりふり構わずブチ切れる。
スクールカーストでいうと下から2番目くらいの、上から虐げられつつも自分も弱いものに対して上から目線で接している感じ。
セルピコ、地獄の黙示録を模した演劇を演出する「俺分かってるでしょ」感。
ぬぼーっとしたいかにももてなそうな顔も最高。
ビル・マーレイの格好良さとダサさが最大限に発揮されている映画でもある。
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