あくとる

バットマンのあくとるのレビュー・感想・評価

バットマン(1989年製作の映画)
4.0
気が付けば2019年も残り四ヶ月半。
今後も注目作は目白押し。
『Once Upon a Time in Hollywood』、『Us』、『John Wick : Parabellum』、『Climax』、『It : Chapter Two』、『The Irishman』…。
そして、何よりも楽しみなのがホアキン・フェニックスの『JOKER』です!
予告編があまりにも素晴らし過ぎて何度も見返してしまいます…。





ということで、89年『バットマン』を初鑑賞。

まず、アメコミ物の要である『世界観の作り込み』が素晴らしい。
製作された時代を考慮すると本当にスゴいことです。

コミカルさを強調しつつも、しっかりと残酷なことをやってのけるジョーカーの"狂気のバランス"が見事。
耳に残る笑い声と、ジョークの手数の多さが楽しい。

"Shaun of the Dead"ではゾンビ退治のためにぶん投げられてしまうプリンスのサントラも、ジョーカーの狂気と相まって良い味を出しています(明るい曲が不気味に聴こえてくる)。

あえて不満点を挙げるなら、この一作だけでは物足りない、「もっとこの世界を見ていたい」ってことですね。
てなわけで『バットマン : リターンズ』をすぐにでも見ようと思います!