miku

13回の新月のある年にのmikuのレビュー・感想・評価

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)
-
人生は美しい、だけど私の居場所はない。別に男が好きなんじゃない、ただ一人愛した男がいたために性転換手術をしたエルヴィラ。男でも女でもない、心の拠り所もなし。牛の屠殺場のなか、あらゆることを話し続ける。強烈だ。しばらく肉料理を食べる気なんかしない。愛されることを渇望したのに、ついには愛にたどり着けずに破滅する。好きな人のために性転換できちゃう心理はわたしにはわからない。そのあとにこんな絶望が待っているのだと知ってしまったから。
miku

miku