13回の新月のある年にの作品情報・感想・評価

「13回の新月のある年に」に投稿された感想・評価

良い。

この哀しさにはそばに歓びがいるんだよ。

好きショットの連続やん。
ファスビンダー初鑑賞。
映像を断片的に覚えているだけなので、もう1回見たい。
2本立てで前半に観た「第三世代」と比べるとまだ内容は追いかけられる。

好きな人のために性転換して女性になったが、男装して男娼漁りをする主人公エルヴィラのとにかく悲惨な話。

屠殺場のシーンがえげつない。
比喩でなく首の皮一枚で繋がる牛さんの惨殺体がぶら下がる所にエルヴィラの熱い独白が重なり脳がオーバーヒート。

登場人物がシスターと主人公の妻子を除くと嘘でも誇張でも無くほぼ全員変態か不快な人間しかいない。

話が悲惨過ぎて観た後も暫く言葉が出なかったが、妙に惹きつけられる映画だった。心身共に健康な状態で観ないとキツい。
tonemuff

tonemuffの感想・評価

4.2
相当鬱な映画だけど、牛の屠殺場や鏡を入れた不思議な映像など、ファスビンダーはめちゃくちゃストイックな芸術家であることを再認識した。
ぞしま

ぞしまの感想・評価

4.5
観れて良かった!

冒頭のマーラー5番のアダージョ、川沿いとお尻、薬草酒とビール、テニスウェア、ボディチェック、他にもたくさんあった、色々と忘れることが出来なさそうで、ほとんど忘れており、また不意に思い出したりするのだろうか。

辛く美しく笑える、その全てに魅かれるが一体これはどういうことだ?というのが一番思ったことかしらん。
辛いが強かったけど。
CTB

CTBの感想・評価

-
半分くらい寝てしまった。主人公が色々不幸な目に遭っていた。牛よりマシだろう。テニス男子は誰だったんだろう。
たかこ

たかこの感想・評価

4.3
4.3 早稲田松竹にて

牛の屠殺シーンが焼き付いて離れない 死はもっとも性的な印象を運んで来る

破滅が約束されている主人公が哀れで可哀想で同情する余地がないほど痛めつけたくなる感覚が湧き上がってきてしまってどうしようもないな サディスティックな欲望、内面の感覚を引きずりだし公衆の面前に晒されてしまった 映画館が暗くてよかった
Ukosaaan

Ukosaaanの感想・評価

3.0
初ファスビンダーでした。
牛の屠殺シーンが最高。首を切り逆さ吊りにして血抜きをする。牛なもんだから血の量が凄まじい。そして皮を剥いで顔周りから解体してゆく様はかなり生々しく夢に出てきそう。貴重なものを見せてもらえてありがてぇ。
しかし興奮はそこまでで後はひたすら下り坂。色々なものが詰め込まれてるであろう今作について語れる才能も語彙力もない以前に、合わない。伝わらない。わからない。そして念仏のような語りが多すぎる故、中盤は夢の中へ。
性別関係なく肥えたら醜くなるものだし、不安定な時期と重なり自暴自棄になったり孤独を感じるなんてよくある話であり、痩せて見返してやろうと思う前に破滅へ向かう事を13回の新月という周期のせいにするようなぬるい話にしか感じ取れなかった。
とにかく牛さんありがとう。
tako

takoの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ファスビンダー監督のドイツ映画。彼の作品を一度も見てなかったので鑑賞。

面白いカット割りをされる方だな。暗いんだけどどっかポップな感じもするし、救いようのない悲しさもあるんだけと、今ちょっと救われたなーというような不思議な感覚がのこりました。

妻子を持ちながら好きになってしまった男性のたった一言「君が女だったらなー」これだけで肉体改造で女になる。元々そちらの方が自分の性だったとは思うが、その安直さに驚いた。
修道院で孤児として育った過去、牛の解体が仕事だったこと、愛しても報われてこなかった恋愛、そんな孤独の中でなんとか生きてきたエルヴィラの人生が、最悪なのに美しい。真っ直ぐで嘘がない。

マーラーの音楽は良きスパイスでした。アントンザイツのキャラクターはホントにカオス!あのダンスも好きにはなれませんでした。
見知らぬ男の死を止めることもしなかったのは死というものを既に身近に感じていたんだろうな。

それにしても数日の中で彼の一生を語ってしまうファスビンダーはやはり流石としか言えない。
はな

はなの感想・評価

-
インタビュー音声流れながらのラストシーンがつらかった。
絶望のなかでも、わずかな希望を胸に必死で生きてたのにね。ハァ。
>|