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13回の新月のある年にのmamのネタバレレビュー・内容・結末

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

パートナーに捨てられ、親からも見捨てられた事を修道院で知り、性転換をするきっかけになった昔のパートナーと女友達にも裏切られ、妻子からも同居を拒まれ、行く当てを無くしたトランスジェンダーのエルヴィラ。誰からも愛されず、さまよい、苦悩し、孤独と絶望の末に死を選ぶ。

"人生は素晴らしい、でも私には居場所がみつからない"

カルネの馬より怖かった、延々と映し出される牛の屠殺シーン。
不動産王アントン・ザイツの部下との完コピダンスが面白かった。

当時の愛人を自殺で失った、ファスビンダーの苦悩する内面を剥き出しに。

2022-205
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