えぬ

13回の新月のある年にのえぬのレビュー・感想・評価

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)
5.0
うまくことばにできないけど今観るタイミングでした。彼/彼女のことを第三者が語る。これがファスビンダーの愛人(でいいのか?)に向けられたものならば、今ここにいない人(=過去)をいる人が語ることなのかもしれない。監督の分身も中にいる。光(影)と鏡。音楽、セリフ、構図、ああここにもこんなに映画を美しく撮れる人がいたんだと。ときどき演劇っぽいなってところがあったけど、ファスビンダー、舞台もやってたのか。じわじわ重さがきている。

人生は素晴らしい。でも、私の居場所はなかった。
えぬ

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