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13回の新月のある年にの1z3のレビュー・感想・評価

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)
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時間に歯向かう行為として自ら死を選択するのは自殺を正当化する理由のひとつになり得るのかもれない

【メモ】
自殺はまた一種の実験—人間が自然に向かって投げかけてそれへの解答を強要しようとしているような一種の問題、とも看做されよう。即ちそれは、現存在と人間の認識とが死によってどのような変容を蒙るか、という実験である。しかしこの実験は手際が悪い、—何故というに、肝腎の解答をききとるべきはずの意識の同一性を、この実験は殺してしまうのだから。

ショウペンハウエル「自殺について」より
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