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13回の新月のある年にのhnのネタバレレビュー・内容・結末

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ファスビンダーは何を撮って何を撮らないのか、そもそも撮らないものはあるのか。

生まれ持った性と愛への憧憬、自分でも底知れない愛されたいと思う欲望と寂しさに翻弄されるのは想像を絶する孤独があったと思う。

「慰めとか憧れに頼りたかった」
何かに縋ったり頼ることでしか生きることに耐えられないときあるよねと思う。

精肉工場での牛を捌く描写、罵詈雑言と首吊り、、大晦日に観るものではなかったかもと思ったけど、大晦日に観る映画ってなんだ。
ずっと相当苦しかったけど、最後のシーンをきいて観てよかったと思った。
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