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13回の新月のある年にのmilagrosのレビュー・感想・評価

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)
4.2
ピノチェトのチリが新自由主義を振り回す1978年。エルヴィラの生はその過剰さによって、論理や規範には回収されない。といってもこの映画はLGBTQの映画でもなんでもない。もっと普遍的なものだ。
でも、だからこそみんなに忘れられていく。長々と述べられる過去の振り返りのあとの、あっけない現在。
彼女の生を否定したくない。
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