アイルランドの古城に住む金持ち一族が亡くなった妹を弔う儀式の為に集まったがそこで惨劇が起こるという、「金田一耕助」みたいな映画をフランシス・コッポラ名義のフランシス・フォード・コッポラが初監督。
何をもってコッポラらしいというのはわかりませんがそれなりにギョッとするカットもあって低予算でもなかなか観れる。
コーマン映画の証、無理やりなお色気シーンもご愛敬。
最後は結婚式が舞台なのはゴッドファーザー思い起こさす。
製作がロジャー・コーマンでヨーロッパロケの映画の予算が余ったので、そのままアメリカ戻らず「サイコ」みたいなの撮ってこい、スタッフにのちの奥さんがいる、ショックシーンが足りないのでタランティーノが大好きなジャック・ヒル監督が追撮したとか、映画の製作秘話の方がずいぶん楽しそう。
自腹切った大作自主映画がカンヌで賛否両論ってのがまたまた期待煽るコッポラ監督。
そして、有名監督を世に送り出して来たというのは本当である!のロジャー・コーマンとのタッグの作品はなかなか映画史を感じさせる。