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イノセンスのぉゅのレビュー・感想・評価

イノセンス(2004年製作の映画)
3.8
2021年 鑑賞 21-115-4
士郎正宗先生のコミックが原作。劇場版の「機動警察パトレイバーシリーズ」「うる星やつらシリーズ」等の押井守監督の、「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」の続編のSFアニメ作品。
史上初の日本のアニメ作品が第57回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にて上映された作品でもある。

草薙素子(声: 田中敦子さん)が失踪して(前作のラスト)から3年後の西暦2032年。巨大企業ロクス・ソルス社が販売する少女型の愛玩用ガイノイド「Type2052 ハダリ」が原因不明の暴走を起こし、所有者を惨殺するという事件が相次いで発生した。被害者の遺族とメーカーの間で示談が不審なほど速やかに成立し、また被害者の中に政治家や元公安関係者がいたことから、公安9課で捜査を担当することになり、公安9課のバトー(声: 大塚明夫さん)は、相棒のトグサ(声: 山寺宏一さん)とともに捜査に向かうが...

押井監督だからこその立ち入ることが出来る境地!未来感とアンティーク感やオリエンタル感のハイブリッドな世界、細かいことまでの描き込みによることで、よりSF感の増している映像、音楽、大塚明夫氏、山寺宏一氏、竹中直人氏らの渋い役者さんたちが作り出す渋過ぎる世界観。そのどれもが最上級で、最上級同士のぶつかり合いこそが、世界が求める “ジャパニメーション” 。

私は煙草が似合う、かつ私も吸いたくなるような作品が好きで、そういうアニメ作品を求めているのか?

“あなたがネットにアクセスするとき 私は必ずあなたのそばにいる”
この世に存在しない設定やモノであるためか、すぐに解釈しにくいかもだが、それでもあの映像美や、世界観は圧巻!そして、彼女が帰って来て、バドーのサポートをしていて、もうそれだけで最高なのさ!

犬を迎えに行く最後のシーンは、バドーとトグサの会話や男臭さは好きなんだが、それ以上に、あの人形(特に●)が衝撃を...

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