朝鮮戦争で活躍したとする架空の特務隊が題材のエンタメ戦争もの。
・マッカーサー直属で人数も不明の部隊。
・アベンコの由来は、部隊長のアレクサンダー。副官はCIA出身の女性ベンダブル少佐。それに韓国側の隊長高中佐。
・俗に「雌猫アベンコ」（どういう意味？）
とのこと。
元山（ウォンサン）から上陸するので、命がけでその支援をしてたのに、それが実は仁川上陸作戦を成功させるための捨て石だったと気がつくというのが大まかなストーリー。
ただ中身は東映のアクション映画みたいな風合いとテンション。
拳法家が仲間にいたりしてカンフーアクションを見せてくれるけどちょっとだけ。ワイルドバンチさながらの全滅のくだりなどもちょっとやってくれる。
戦争が終われば会えると思っている妻が、すぐそばにいて危険を押して会いに行ったら罠だったというプロットは良かった。すべての戦争映画は、その戦争ならではのエピソードをもっと盛り込むべきなんだよな。
マスターにした映像が、縦字幕の日本語字幕版VHSらしく、右にある字幕をぶった斬るために、ビスタサイズの画面の右をカットして、スタンダードサイズ（ただし上下にクロミあり）にしたという劣悪なDVDだった。
昔の映画でよく見る、双眼鏡のあれの右が欠けているというとんでもないコンディション。
誰も見てないので、気になってみてみたけど、それなりに面白かった。