Jellyfish

悪い子バビー/アブノーマルのJellyfishのレビュー・感想・評価

5.0
1993年、第50回ベネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、当時の日本では VHS ビデオ (タイトル「アブノーマル」) のみ販売されたオーストラリア映画が国内初の劇場公開。

36歳で初めて部屋を出たバビーの地獄巡りにして、他人から浴びせられた言葉や行為を子供のように模倣・反復することで新たな人生を獲得するまでの物語。
冒頭からエンデイングまで途切れることのない凄いモノ見た感。登場する風景や音楽 (音楽は本作で重要な役割を演ずる) は90年代のそれなのだが、見ていて全く古臭さを感じないことに驚き。そして悲惨な最期でないのが良い。
旧作ながら下半期洋画のベスト級認定。
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