Newman

終の信託のNewmanのレビュー・感想・評価

終の信託(2012年製作の映画)
3.9
検察事務官の目がいい演技をしていたように感じました。検察官の仕事が何件起訴し、有罪にすることであってもこんな事件の場合にこうすることが許されるのかと言っているように見えました。一つ理解できませんでした。この事件の場合、訴えたのは患者の奥様たち家族であると思われるのに、奥様が不利な証拠である「延命治療は望まない。全て先生にお願いした」と患者自身が書いた「ぜん息日誌」を明らかにしたということが。裁判で勝つためには何でもするであろう検察官が絶対に許さないことであろうと思われたので。この映画を見た人間に医療、延命治療等に関して出された判決について考えさせるためには、どうしても必要だったのであろうが。
このレビューを書いた後、皆さんのレビューを見てモデルとなった事件があることを知りました。この映画を見た限りでは理解できないことだったですが、事実としては奥様が日誌を提出したのですね。また、この事件を訴えたのが、病院の麻酔科医であったことも知りました。
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