Omizu

マリー 〜もうひとりのマリア〜のOmizuのレビュー・感想・評価

1.0
【第62回ヴェネツィア映画祭 審査員特別賞】
鬼才アベル・フェラーラ監督作品。マグダラのマリアを演じるうちに「目覚めた」元女優にジュリエット・ビノシュ、不倫するテレビ司会者にフォレスト・ウィテカー、不倫相手にマリオン・コティヤールとなかなかのメンツ。

で、これか。かなり直接的にキリスト教主題の映画。正直何が何やら分からないし、別に分かりたくもない。

これで何を伝えたかったのか全く意味不明だし、名優の無駄遣いもいいとこ。

「目覚めて」仕事を放り出しイスラエルに行くのが信仰なら僕は一生「目覚め」なくていい。

もう一つのフォレスト・ウィテカーのエピソード、「不倫したから病気の子が生まれちゃったんだ!」という、その考え方のほうが倫理的にどうなんだ。

フォレスト・ウィテカーの熱演も空回り、ジュリエット・ビノシュは意味ありげに抽象的なことを言うだけ、マリオン・コティヤールに至っては彼女である必要がない。

いくら芸術性重視のヴェネツィアと言えど、これはちょっと…
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