このレビューはネタバレを含みます
イギリスの、世界の、とんでもない運命の変わり目だ。。
男の子を産む企てのために処刑されたアンが遺した娘がのちのエリザベス女王としてイギリスを強くしていく運命にあるとは、なんという皮肉。
アンが処刑されるシーンが一番辛かった。。どこまで史実に忠実なのかはわからないけど、あれがもしそのまま本当だとしたら。助かる希望が一瞬で絶望に変わり、姉の首がはねられるのを目にしたのだとしたらあまりに残酷だ。。
ヘンリー8世は落馬事故以前と以後で性格が変わってしまったと、何かの本に書いてあったような。(確か脳の前頭葉が損傷した?中野京子さんの著書だったか、脳科学の本だったか。。)
しかし宮廷があんなにドロドロだったら王の頭の中も政治どころではないんじゃないかと思っちゃうな。国をよくする、まして民のことなぞ一ミリも考える余裕はなかったろうな。