しおい

ブーリン家の姉妹のしおいのネタバレレビュー・内容・結末

ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!衣装やセットがかなり作り込まれていた。キャストも豪華で、演技力が圧巻だった。内容はとても残酷で、こんなことが実際に起こっていたと思いたくないくらい。そもそもの諸悪の根源は、野望のために娘の気持ちを考えずに娘たちを利用し続けた父親たち。美貌も知性も気品も、全て彼女たちのためのものではなくて、王に気に入られて家に繁栄をもたらすための道具でしかない。とても仲良しの姉妹が、王の寵愛を巡って裏切り合うところは見ていて悲しかった。王の寵愛を受けている時はアンもメアリーもすごく幸せそうだったけど、結局本当の愛はどこにもなくて辛すぎた。手に入った途端に冷めてしまう、王のクズさ。よく妻を断首できるよな。信じられない。
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