RIO

動くな、死ね、甦れ!のRIOのレビュー・感想・評価

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)
4.3
極東ロシア
スターリン独裁政権下
日本のよさこいを歌う声が…あれ?
と思うとスッと場面が変わる

イギリスの炭鉱町とは赴きが違う

雪深く 白いはずの雪は灰で煤けてる

第二次大戦直後
収容所地帯となった炭鉱の街はかなり貧しい
悲惨さを悲惨なままに描いてた

雪原に伸びる一本の線路
ヴィターリー・カネフスキーの回想録

水溜まりに映る炭鉱夫たち
草むらにいるワレルカとガリーヤの耳元へ
日本人捕虜の歌声が冷たい風に乗って届く

ワレルカとガリーヤは仲良しで可愛い
小さいのにちゃんと地面に立ってる

波打ち際を悪い奴らに追いかけられらる迫力
汽車に積まれた石炭越しに見えるガリーヤ
レールを走る汽車越しに見え隠れする顔
忘れられない面影なんだと感じる

独特の哀愁 全てが荒涼としていて
印象に残る美しい構図に脱帽

止めどなく感動する 素晴らしい!
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