きんぼう

北海の暴れ竜のきんぼうのレビュー・感想・評価

北海の暴れ竜(1966年製作の映画)
4.0
ちょっと異色な深作欣二と梅宮辰夫の任侠モノ

悪徳やくざに苦しめられてる漁師の為に梅宮辰夫が暴れるおはなし

一応舞台は現代の設定なのかしら?いつもの着流しヤクザは登場しません

おはなしはいつもの「ガマン劇」なんだけどもクライマックスのカチコミがちょっと違う

戦隊モノぽく5人横に並んでバーンと敵の前に登場するシーンはカッコ良過ぎて笑った
港から走りながら敵と戦い、最終的に砂浜で決戦する下りは新鮮
任侠映画のクライマックスはいっつも敵の屋敷で暴れてるイメージなので良かった

ヴィランの安部徹と室田日出男の親子が憎々しくて最高
と思いきやラストは意外な展開になってていい

梅宮辰夫もちゃんとオラオラしてて着流しヤクザを演じてた他作品と比べて梅宮辰夫みが出てて良かった

ワンちゃん大好きな敵の用心棒役の髙木丈二もカッコよかった ジョン・ウィックの先祖かもしれない

ひと味違う愉快な任侠ものなので観ましょう
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