福福吉吉

REC:レック/ザ・クアランティン2 ターミナルの惨劇の福福吉吉のレビュー・感想・評価

3.0
空港を離陸した小型旅客機で、突然1人の乗客が暴れ始める。正体不明のウイルス感染に危機を感じた機長は、空港へ引き返し緊急着陸する。しかし、乗客たちは逃げようとするが、ターミナルに閉じこめられて動けなくなってしまう。その中、生存者は感染者にどんどん襲われていき、感染者が次々と増大していく。

「REC:レック/ザ・クアランティン」の続編になります。前作はリメイク元と同様のストーリー展開でしたが、本作は完全にオリジナルのストーリーになっています。内容的には前作と繋がりがありますが、本作のみでも楽しめると思います。

まず、POV方式でなく、普通の映画になっています。だから、POV方式が好きな方には残念な要素になります。私はPOVであっても無くても問題ないです。

ストーリーは、旅客機に乗客が一人一人乗っていく中で、ハムスター(仮)に引っかかれて傷を負った人や、猫を持ち込んでいる人、風邪(仮)をひいている乗務員など、何が感染元かを分からないように構成されているのは良かったと思います。でも、旅客機の座席に猫とかハムスター持ち込んでいいのかな。旅客機2回しか乗ったこと無いから分からない。

旅客機内で一人目の感染者が暴れ始めると、そこから最後まで緊迫感のある展開の連続だった。一人目の感染者が暴れっぷりが凄くて、画面からくる圧迫感で「もう旅客機墜落して終わりじゃね?」と思った。機長が管制塔の指示を無視してなんとか空港に着陸して上映時間を確保された。
しかし、そこから逃げても空港側は閉鎖され、仕方なく使われていない旅客機の整備場に逃げるが、そこも完全に封鎖される。前作同様、封鎖されてパニックになって感染爆発の必殺コンビネーションで地獄絵図完成。絶望感はとんでもなかった。
事態が絶望的になる中、乗客の生意気な少年が非常に頭脳的に感染元を特定する大活躍があり、とてもカッコよかった。

普通に面白かったと思います。
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