ダーク魔カスコス

REC:レック/ザ・クアランティン2 ターミナルの惨劇のダーク魔カスコスのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

🔴REC:レック/ザ・クアランティン2
〜ターミナルの茶番〜

ハリウッド版レックの続編です。一作目は本家のコピーでしたが、本作は完全にオリジナルなB級全開ホラーとなっています😀本家のレック2とは完全に別物です。

しかもPOVですらありません。しかし、POVはとにかく見にくいので、むしろそのこだわりを捨てて正解かなと思います。前作は見ているだけで酔ってしまい、感染者のごとくゲロ噴水人形になります。アクションホラーの激しい動きにPOVは合わないです。

監督はジョン・ポーグ監督。ディープブルー3のように、少ない予算でそれなりのB級作品を撮ってくれるので好きです。

本作は、手堅いゾンビ映画になっています。飛行機と空港が舞台なのが珍しいですね。また、レックシリーズを意識した場面が多々あり、それが必見爆笑ポイントとなっています。

ゾンビ映画好きならおさえておきたいところです。


⚠️以下ネタバレです⚠️


レックシリーズのお約束が多々あり、てんどんネタに昇華していますね👍


🎬爆走デブ!
レックといえば、キレたダチョウのごとく突進してくるデブの感染者ですよね。本作でも感染デブが突進してきます。しかも2回も!大サービスですね😃
満足満足。


🎬物理封鎖で情報封鎖
生物災害なので隔離するのは理解できますが、情報まで封鎖してしまうのが相変わらず意味不明で笑えます。いつも通り、当事者達は大混乱。

しかし、賢明なことに、本作の主人公達は感染の疑いがある者達を隔離することにします。賢いね!結局CDCが放逐するけど(笑)

訳の分からない注射なんてできないと憤る人たち。当たり前です。ところが、CDCのスタッフは「後ほど全て説明します」の一点張り。主人公が「今説明しろやカス!」とキレます。当たり前すぎて爆笑🤣しかしそれでも「後ほど全て説明」ループから抜け出すことはできません。なぜそこまでして説明をこばむのか。説明したら死ぬ病にでもかかってるのか。楽しすぎます。


🎬無能CDCと鉄板射殺ネタ
CDCのスタッフは、主人公たちに閉じ込められた感染の疑いのある者を、わざわざ開放させ、そのままテキトーに放置します。当然発症、スタッフを襲います🤣

前作と同じくあっという間に隔離される側へ電撃移籍。何の役にも立たないうちに外へ出て射殺されます。何しに来たんだお前らは。

「ケガ人が出た!」
「行こう!」
行くなwww

無能とは正にこのこと。この世界のCDCは、C級ダメカンパニーの略です。

威嚇射撃もなく、無力化するでもなく、さっさと撃ち殺すのはさすがアメリカですね。死ななくていい人がどんどん死ぬ、優れたブラックコメディです。

まあ実はCDCではなくCBDTらしいんですけどね。化学生物テロ対策部という組織みたいです。その対策のまずさから考えて、実働経験のない、化学生物テロ童貞の略でしょう。


🎬ワクチン接種芸
なんか目にダイレクト注射をします。この芸は前作にはなかったですね。とにかく無意味に危なそうなので笑えます。最初の目薬はなんやったんや🤣


🎬ナイトビジョン
視聴者目線ではめっちゃ明るいのに、なぜか暗視ゴーグルをつけます。いちおうPOVっぽいこと、やりたかったんですね。視聴者目線では、むしろ見にくくなってて笑えます。

ナイトビジョンとは関係ないですが、この後クソガキが、「上に戻って!上に戻って!」とガタガタ騒ぎ始めます。とりあえずお前が騒がんかったら安全やから黙れや!

ラストの暗いトンネルに入る時も、ヤダヤダとだだをこねます。ついさっきまで頭のいい感じを出してたくせに、突然知能指数下げんなや!感染したんかよ!

さらに、主人公が明らかに感染してるのに「大丈夫だよ」と訳の分からないことを言い、ついて来させようとします。ターミネーター2やレオンのときは、だだをこねる姿に感動したものですが、このクソガキに関しては爆発に巻き込まれてほしくて仕方がなかったですね。

暗視ゴーグルの画面右上にある数字。あれは知能指数やったんですかね😀それなら納得!87ならエイリアン3で歓迎されるよ。


ダメなところもありますが、知名度の低い作品としては上々です。この流れで、ジョン・ポーグ監督のイレイザーを見てもいいかもな。