水のまち

みな殺しの霊歌の水のまちのレビュー・感想・評価

みな殺しの霊歌(1968年製作の映画)
3.5
ハイコントラストに浮かぶ、シリアスすぎる男の顔。哀しげなスキャット、艶やかなサクソフォン。有閑マダム残酷殺人から、冷たいノワールを予感したが、下地にひかれた松竹印の人情味が、興ざめするほど、温かい。ふたつが混ざる複雑な味と、警察の推理が少年探偵レベルなのにも驚いた。倍賞千恵子の美しさ。と、電子音あり。
水のまち

水のまち