Idetan

シルバー・グローブ/銀の惑星のIdetanのレビュー・感想・評価

3.7
地球ではないどこかの星、銀球に宇宙飛行士が不時着する。宇宙飛行士達は、時間が地球より早く進むこの地で子孫を残し、やがて村ができる。その様子を映像として記録し、データをカプセルに入れ地球へ飛ばす。
その映像を拾った科学者マレックは、その真相を確かめるべく銀球へ向かう。そこに降り立った彼は、救世主として迎え入れられるが…

本作は共産主義政権下にあったポーランドで、強制的に撮影中止となり、フィルムの1/5が消失する。しかし、消失したシーンをナレーションで穴埋めする事で、撮影開始から10年後の1987年に現映像として完成する。

とてもメッセージ性の強い映画であり、神と人類という形而上的な命題を扱っている為か、とても難解である。言葉もほぼ理解不能。しかし、映像や小道具等、芸術的なものを感じる。
正直なところ半分も理解できていないと思うが、とんでもない作品なんだろという凄みが感じられる。
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