社会のダストダス

SOMEWHEREの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

SOMEWHERE(2010年製作の映画)
4.2
Somewhere?
いや…エル・ファニングとなら
Everywhereだ!!!

ずっと観てみたかったやつ
全世界70億人が崇める我らが女神エル・ファニングの子役時代の出演作品。
見放題で配信してくれたU-nextさんはノーベル平和賞ものです、

※このレビューにはエル・ファニングに対する偏愛、賛美、信仰および作品のネタバレかもしれない情報が一部含まれております。とにかく天使の如きエル・ファニングを褒め称えるレビューです。

ハリウッドスターのジョニー・マルコ(スティーブン・ドーフ)はホテル暮らしをしている。パーティに明け暮れ、フェラーリを乗り回し、えっちなお姉さんと楽しむ彼の暮らしは、見た目は華やかだが虚しさを感じていた。ある日、前妻との娘クレオ(エル・ファニング)がジョニーの部屋にやってくる。ジョニーはクレオと一緒の時間を過ごすことでいつの間にか忘れていたものを取り戻していく。

このお父さん行く先々でエロいお姉さん達から、めっちゃ誘惑される。なんて羨ましい…じゃなくて、娘がいながら度し難いオヤジだ全く。ハリウッドスターともなると歩いているだけで、トップレスのお姉さんと頻繁に遭遇するのか。
ポールダンスをあんなに長々と見たことなかったので、多分このお父さんより真剣に見入っていました。

映画の冒頭は意図的なのか、眠気を催すシーンが多い。
開始から3分ひたすらフェラーリが周回する催眠術のような画面に眠気が…
特殊メイクの型取りをして固まるのを待っているだけの時間に眠気が…
延々と続くポールダンスでもジョニーにつられてついに眠気が…

Zzz…😪






目が覚めるとそこには天使が立っている
まだ夢の中か、それともここは天国なのか?

と思ったらエル・ファニングだったー!催眠状態から一気に覚醒!
天井破りの可愛さに「嘘だろおおおお!!!」と取り乱す我。危うく一撃で天に召されるところだった。

エル・ファニングに「Dad!」なんて呼ばれた日には、500円以下なら何でも買ってあげたくなっちゃう。
エル・ファニングとWii Sportsでテニス対決、やはりここは天国か
エル・ファニングのギターヒーロー、スコアは…勿論5億点ですね
エル・ファニングのフィギュアスケートを鑑賞、それいけエルバウアーだ!
エル・ファニングとプールでデート、三途の川でデッドでも構いません

なんだこれは幸せが溢れすぎている。エル・ファニングの笑顔の破壊力の凄まじさたるや
ジョニーが一人で遊びまわっていた前半と同様になんてことの無い日常が流れているはずなのに、一気に色付いているように感じる。

エル・ファニング演じるクレオとの楽しいひと時は過ぎ去り、娘をキャンプに送り出す。

嗚呼、行ってしまった…
もう駄目だぁ、生きていけねぇ、この世の終わりだぁ…

ジョニーが感じているであろう虚無感が自分にも襲い掛かる。

「孤独なふりした世界で」を観たときに、このままエルとのランデブーが続くだけで良かったのにと思ったけど、すでにそんな夢のような映画が存在していたのか。
素敵な笑顔に癒され、明日への活力をもらう。フェラーリを降りたジョニーのように歩きだしていけそうな気がする、爽やかな余韻が残った。