おたしん

SOMEWHEREのおたしんのレビュー・感想・評価

SOMEWHERE(2010年製作の映画)
3.6
空気感が最高な映画。
ソフィアコッポラの独特な雰囲気で"虚無"がゆっくりと伝わってきます。

スターってこんな生活送ってるのかなって思っちゃった。
お金にも性欲にも困らずに何処にいても歓声を浴びれるような人生。
それなのに何か足りない感じ。

誰もが羨ましがるような生き方してるはずなのに彼には彼の不満がある。

そんな彼の何かを埋めてくれるような娘と過ごす日々。
笑顔が溢れてとても楽しそうだ。
何でも自由にできちゃうしあんな可愛い笑顔見れたら幸せだよね。

女関係も二の次にして娘との時間を優先してくれて良かった。
こんな親子絶対幸せだと思った。
でも多分期間が限られていたからなんだろうな。
おそらくずっとこれが続くことはない。
仕事が忙しいのも分かるけどジョニーは父親に向いているわけではなさそう。
彼なりに葛藤はしているかもしれないが。
別れた妻には涙を流すほどの気持ちはあるし娘に謝りたい思いもあるのだから。
それでも踏み切ることはしない。

ラストはどんな行動に出たのか。
悪い方向で考えちゃったんだけどそうはならないですよね。
明るい音楽に希望あり。
人間悩みが尽きないですね。

そんなことを踏まえて色合いとか雰囲気を楽しみながら2回目は流し見したいです。

序盤のポールダンスガールズと顔の型取ってるときジワった。
ジャケットが気になってチェックした作品だったんだけどやっぱりそのシーンが1番お気に入り。


もうエルファニングが可愛すぎる。
まさに天使だ。
彼女を見るためだけにこの映画見れるね。
自然な笑顔を見るだけでこっちまで笑顔になりそう。
また好きになってしまいました。

スティーヴンドーフは初めて見たんだけど愛くるしい顔してるね。
あんなパパいたら嬉しいね。
いい感じにhairyでした。
おたしん

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