shun

SOMEWHEREのshunのレビュー・感想・評価

SOMEWHERE(2010年製作の映画)
4.0
TSUTAYA閉店セールで安く手に入れたDVDの一つ。こちらは弟ので何度かおすすめされていたので観てみました

初ソフィア・コッポラ作品

父と娘の美しい非日常
ハリウッドの大スターで女遊びとアルコールに溺れる主人公。それでも家(実在するホテル、シャトーマーモント)に帰れば一人のおっさんなわけで

そんな彼の日常に離婚した妻との娘の存在によって変化がもたらされる。変化と言ってもこれといった大事件が起きるわけではない。1カットが長めで映画自体ゆったりとまったりと進みます。
世間の思う成功や富、名声とは正反対の所にある幸せとぬくもり。映画に限らず色んな作品で描かれてきた普遍的なテーマだけど静かめなテンポと雰囲気で独特で美しい世界が完成していた

主演のスティーヴン・ドーフのグダグダ感がいいしなんだかんだ娘のことを一番大切にしているのが伝わってくる
そして何よりエル・ファニングがかわいい、顔は好みじゃないのにかわいい。なんかエル・ファニング見るたびに思うんだよなあ、「顔は好みじゃないのにかわいい」って
11才の役でしたが幼さ、あどけなさを残しながらも父親と遊びの関係を持つ女性らしき人に行動には移さずとも不信感を持つ表情をしているところとか上手だったなあ。ホテルの朝食シーンとかすごく自然な演技だった、尾行の確認するやつ好き

ミシェル・モナハンも主人公の共演者として出ていました。若いなあ
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