殺る気なヘンリーシルヴァ

殺戮島 ザ・バトルロワイアルの殺る気なヘンリーシルヴァのレビュー・感想・評価

3.3
死刑の代わりの島流しの刑により終身刑言い渡された200人超の囚人が孤島で生活する羽目になる映画

【概要】
20XX年、全世界で死刑制度廃止が決定。ロシアが北極海の孤島に彼らを隔離する計画を提案したことから、全世界から集められた囚人たちは共同生活を送ることで更正を図るプロジェクトに参加することに。島に到着するやいなや、殺し合いを始める囚人たち。彼らから離れた元パイロットのジーリンは、宿舎を離れて海辺で生活することに。やがて冬になり、宿舎に戻ったジーリンが見たものは、支配する者と支配される者に分かれた集団だった。


【感想】
ロシア映画にしては珍しく面白い映画だった
他の囚人の元を離れたジーリンについてくる元殺人鬼のシーパ
このシーパの会話が訳わからないんだけどなんか面白くて
その甲斐あってか作中常に暇しないwww

前半は何が起こるのかわからないワクワク感と
ジーリン、シーパのヘンテコ会話挟みながらの無人島サバイバル生活

中盤以降の宿舎に戻ってからは新手の世紀末映画みたいになってて
そこからの反乱と猿の惑星みたいになり

最後は秩序が形成された島に新たな囚人達が運ばれてきて…

とラストのラストまでジャンル、楽しみ方がコロコロ変わるものの相対的に楽しく見られた

シーパの会話については以下のようなことを延々喋ってる
島到着してすぐに自分の手錠の番号見て

シーパ「41番だ。4は斧を表わす。1はペニス。去勢されるのかな?君の番号は?」
ジーリン「77番」
シーパ「7は死を意味する大鎌だぞ。2本の大釜だから即死だな」

こんな感じの意味ないけどなんか癖のあるへんな会話をしていて個人的には面白かった