ロジャー・コーマン追悼。
コーマンと言えばプロデューサー業だが、本作は確か自らの最後の監督作。
前半はかなり面白い。理系出身で、欧州にも留学し、ゴシックホラーを愛したコーマンのエッセンスが詰まっている。そしてBTTFを彷彿とさせるプロットやギミック。
適度にワクワク感を醸成しつつ、後半はダレてくる。低予算B級映画はほぼ設定とノリなので仕方ない。
ただし長くなりすぎず適当な尺でとにかくクライマックスをつけて畳み、一応は〜数百円払った価値はあるかと感じさせるこの映画作りの哲学は、サブスク映画鑑賞時代にフィットしているように思う。
1995年頃に買ったあの本手放したのが悔やまれる、いま猛烈に再読したい。