マニ･ラトナムの妻が描く男尊女卑やカースト制といった因習に抗う女性の受難。ひらけたロケーションにおける人の密度がアラヴィンダン作品なんかを思い出させるが、妙にアングルに拘った画作りのせいか、いまひとつ落ち着かなかったり。旦那の助力を得て女性の強さを朗々と謳いあげるという点で、マルズィエ･メシュキニとの親和性を感じる

第一次インド映画ブームの時は、こんなのまで？みたいな映画が一般公開されたり放映されたりしていたんですが、これもその一本。
マニ・ラトナムの妻のスハシーニが監督した映画なんですが、バリバリに社会問題を画いていて面白かったです。

女性差別を描いた映画と思いきやさにあらず。
おそらく差別されているコミュニティーが何らかの理由で豊かになり、その過程で周辺のコミュニティーからの攻撃にさらされて女性が酷い目にあう、という話だったように記憶していますが、今見る一般的なインド映画よりコミュニティーの中での少女たちが結構元気が良かったのが印象に残っています。

機会があったらもう一度見てみたい。

（女性問題よりコミュニュティーの問題がメイン? 2018/5/28記）

あまりに感動して終演後も放心してしまいしばらくは立ち上がれなかった。
大好きな映画です。この映画をきっかけにインド映画に興味を持つようになりました。