アメリカのSF作家ポール・アンダーソンの『天翔ける十字軍』の映画化。製作総指揮はローランド・エメリッヒ。
　東京国際ファンタスティック映画祭´94正式出品作。

　結婚を間近に控えたイングランドの騎士サー・ロジャー。しかし彼は戦いと冒険を好む男で、結婚には乗り気ではなかった。
　そんな彼の元へ聖地エルサレムから援軍を求める使者がやってくる。願ったり叶ったりと、彼は結婚式を延期し、聖地への進軍を決める。
　しかし、出発を翌日に控えた夜、彼の城の前に地球侵略をもくろむエイリアンの宇宙船が降り立ったのだった……。

　『カウボーイ&エイリアン』に設定が近いSFファンタジー・アクション・コメディ。
　『カウボーイ&エイリアン』は地球で戦いますが、本作は十字軍が宇宙船を占領し、エイリアンを捕虜にして宇宙へ行っちゃいます（本当は宇宙船でエルサレムへ行くはずが、捕虜にしたエイリアンに嵌められて、エイリアンの母星へと連れていかれる）。
　とにかく十字軍はサー・ロジャーを筆頭に、勇敢と無謀をはき違えてる脳筋共で、事の重大さがよくわかっていない。そんな中、コミュニケーションのためにエイリアンたちの言語を勉強する召使いのパーバスと、捕虜にしたエイリアンとの間に友情が芽生える。

　一見、無茶苦茶なようで、意外とストーリーは破綻していない。原作がしっかりしてるからなのか。
　それなりに楽しめた。

エンディングの曲が劇中のセリフをサンプリングしていて、ダサ格好良い。

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